今回はRMAN(Recovery Manager)のバックアップリストの見方です。
バックアップしたファイルの管理や、リストア・リカバリをする際に重要な情報が記載されています。
尚、RMAN起動前に以下のように環境変数を設定しておくと、バックアップファイルの日時まで表示されるようになります(デフォルトは日にちのみ)。
Linux系
export NLS_DATE_FORMAT=’yyyy/mm/dd hh24:mi:ss’
Windows
set NLS_DATE_FORMAT=YYYY-MM-DD HH24:MI:SS
コマンドは、以下となります。
list backup;
以下は、検証用シングルDBでのリスト出力結果です。
RAC環境になると、ノード毎にスレッドが異なって表示されますが、大差はないです。
バックアップファイルは主に3種類あります。
・データファイル
・アーカイブログファイル
・制御ファイルとSPファイル
バックアップした順に表示されており、SCN、時間などを確認すると、どのバックアップにどの時間帯がバックアップされているかが分かります。
また、実行中のRMAN処理の状況は、以下SQLで確認することが出来ます。
set line 200
SELECT OPERATION,OBJECT_TYPE,STATUS,
TO_CHAR(START_TIME,’yyyy/mm/dd hh24:mi:ss’) “START_TIME”
FROM V$RMAN_STATUS WHERE STATUS=’RUNNING’
ORDER BY START_TIME;
OPERATION とOBJECT_TYPE を確認すると、何のファイルを処理中か判別できます。
BACKUP 、ARCHIVELOG → アーカイブログバックアップ中
BACKUP 、DB FULL → フルバックアップ中
CONTROL FILE AND SPFILE AUTOBACK → 制御ファイルの自動バックアップ中
DELETE → バックアップファイルの削除中