コールドバックアップ

私は、アプリ開発技術者時代に初めてデータベース(SQLServer)に触れ、その後、Oracle専任技術者となり、お客様に最適なシステムの提案、構築、問題解決などをしています。このページでは、Oracleを学んできた上で役立ちそうな情報を記載していこうと思っています。

データベース環境は、11gR2、12cR1、12cR2です。基本はStandard Editionでも出来る内容を考えています。

まずバックアップの基本であるコールドバックアップとなります。

コールドバックアップに必要なDB構成ファイルは以下のコマンドで表示されます。

DB構成ファイル
————————
set line 200
col name for a100
col member for a100

select name from v$controlfile
union
select name from v$datafile
union
select name from v$tempfile
union
select member from v$logfile ;
————————

※一時表領域は再作成可能ですが、リストア時に古いファイルが残っている場合、他のファイルと整合性が合わないなど、おかしな動作をする懸念があるので、含めています。

上記で表示されたファイルをDB正常停止後にバックアップすればOKです。

shutdown immediate (shutdown abort、異常終了時は不可)

その他、パラメータファイルや、ネットワーク関連ファイル、パスワードファイルもあれば良いかと思います。

パラメータファイル
ORACLE_HOME/dbs (Windowsの場合は、%ORACLE_HOME%\database)
・システムパラメータファイルの場合
spfile<SID>.ora
・ 初期化パラメータファイルの場合
init<SID>.ora

※SPファイルがASM内に格納されている場合は、以下コマンドなどで作成できます。
create pfile = ‘/tmp/initxx.ora’ from spfile’;

各構成パラメータファイル
$ORACLE_HOME/network/admin ディレクトリ
tnsnames.ora
listener.ora
sqlnet.ora

パスワードファイル
$ORACLE_HOME/dbs (Windowsの場合は、%ORACLE_HOME%\database)
orapw<SID>

Windowsの場合、PWD<SID>.ora

 

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